-HOWTO-お原稿の作り方
サイズ・解像度に気を付けていただければ作成ソフトの指定はございません。
-photoshop編-
フォトショップの場合、印刷会社のテンプレートを開くことができますのでこちらを使用してください。カラー原稿は350dpi、モノクロ原稿は600dpiとなります。
テンプレートに用意されているデザインレイヤーに原稿を描いて下さい。その際、トンボレイヤーの枠内に収まるようにご注意ください。
他社のテンプレートを使用される場合は、そちらのテンプレートルールに従って作成してください。
クリップスタジオ/コミックスタジオ編
クリップスタジオ・コミックスタジオではテンプレートの読み込みの他トンボの設定が簡単にできます。まずは用紙サイズや作成モード(カラー、モノクロ)等、基本的な設定を行ってください。
プリセット・・・A4(297mm × 210mm) 仕上がりサイズ・・・B5(257mm×182mm) 断ち落とし幅・・・5mm
スクリーントーンを使用される場合、線数は「60線以下」が推奨ですが80線で作成していただいても構いません。
スクリーントーンを使用した原稿ではモアレが発生することがあります。発生するケースとしましては、
トーンの網部分にアンチエイリアスがかかっている
アミ化したトーンの色を落としている
グレーの塗りつぶしツールの上に網トーンを置いている
網トーンを拡大・縮小している
アナログで貼ったトーンをスキャンしてデータ化している
などがあげられます。出来るだけモアレが発生しない原稿を作成するようにしてください。
原稿が完成したら書きだし処理の作業へ入ります。
クリップスタジオの場合…「ページ管理」⇒「一括書きだし」 出力範囲は「トンボの内側まで」色深度はモアレの発生を防ぐため「モノクロ二階調」でお願いします。
コミックスタジオの場合…「書き出し」⇒「画像ファイル(寸法指定)」 出力範囲は「トンボの内側まで」色深度はモアレの発生を防ぐため「モノクロ二階調」でお願いします。
SAI編
SAIではPSD形式のファイルを読み込むことができるのでテンプレートをご利用ください。基本的なつくり方はphotoshop等と変わりません。しかし、使用された効果の一部がうまく引き継がれない場合があります。提出する前にレイヤーを結合するようにしてください。
その他のソフト編
「原稿サイズ」「解像度」「拡張子」に気を付けて作成してください。どれか一つでも欠けてしまうと綺麗な原稿を作成することができなくなります。3つとも設定のできるソフトを使用してください。(JPEGしか出力のできないソフトや解像度が固定されているソフトはNGです)
全ソフト共通編
漫画原稿等を作成される場合に吹き出し等文字を入力されるかと思います。トンボの近くに文字を配置している場合印刷時に文字が切れてしまうことがあります。文字を配置する場合は断ち切りから5mm以上内側へよせるようにしてください。
漫画原稿において、右ページ、左ページで隠れやすい部分が変わります。右ページでは左側、左ページでは右側が糊部分として隠れやすくなってしまいます。原稿を作られる場合、右始まり・左始まりをあらかじめ決めてどちら側のページか注意して文字を配置するようにしてください。
お原稿提出編
原稿が完成しましたら、主催宛てに完成原稿を提出してください。提出時にも注意点があります。
過去にあった失敗例…(1)原稿をTwitterのDM上に添付して提出する。 (2)SAIで作成した原稿を結合せずに提出する
(1)Twitter等の画像投稿ツールですが、webで掲載することを前提としているため自動的に画像サイズや解像度を小さ目に変更されてしまいます。なので、webで公開する分には問題ないのですが印刷するとなると原稿ルールを無視した原稿となってしまいます。 画像を送るには便利なのですが、画像サイズ・解像度が変わってしまうということだけご注意ください。
原稿の作り方でご紹介もしましたが、SAIで原稿作る際に使用する一部の機能がphotoshopで開いた際に引き継がれないことがあります。発光レイヤーなどが1つの例ですがphotoshopをお持ちでない場合データの確認ができなくなってしまうので必ずレイヤーを結合して提出するようにしてください。
提出先
主催のメールアドレスへ直接送るかデータ便などのアップロードツールでアップロードしたURLをメール・DMでお知らせするようにしてください。